2012年04月21日 23:57
昨年7月に県立山田病院に赴任してから、約8カ月が経過しました。震災が発生した時、大阪市内で開業準備を進めていましたが、あまりに凄惨な状況を目にして、「被災地で働きたい。そうしなければきっと後悔する」と感じました。そして、できれば病院勤務医…
癌の告知を受けた患者は、告知直後の自殺と心血管死亡のリスクが顕著に上昇することが、スウェーデンKarolinska研究所のFang Fang氏らが行ったヒストリカルコホート研究で明らかになった。リスク上昇は、特に予後不良とみなされる癌の診…
注目された2012年度の診療報酬改定ですが、結局、全体で0.004%のプラス改定になりました。中央社会保険医療協議会(中医協)で日本医師会が引き上げを求めていた再診料は据え置かれ、初再診料をはじめとした基本診療料の議論は2014年度改定で…
長時間座りっぱなしの生活が健康に良くないことは広く認識されている。では、適度の運動を加えれば、健康でいられるのだろうか。この疑問の検証を試みたオーストラリアSydney大学のHidde P. van der Ploeg氏らは、1週間の運動…
WHOは3月26日、インドネシアで新たに鳥インフルエンザウイルスH5N1のヒト感染例が確認されたと発表した。今年に入ってから20例目で、わずか3カ月で昨年1年間の確認例62件の3分の1に迫った。
日経メディカルは震災後、被災地に取材班を幾度も派遣、現地の医療復旧を取材してきた。昨年4〜6月に撮影した写真と、今年2月撮影の写真との比較から、復旧・復興の状況を見てみた。
インフルエンザにおける出席停止期間を見直した「学校保健安全法施行規則の一部を改正する省令」が、4月1日からの施行となった。しかし、長年にわたり学校医として、またインフルエンザ診療の専門家として学校保健に携わってきた廣津医院(川崎市)院長の…
奈良県の医療法人雄山会・山本病院(大和郡山市)の一連の事件の中で、2006年6月に肝腫瘍の摘出術を受けた男性入院患者(当時51歳)が死亡した事件の論告求刑が4月9日に奈良地裁(橋本一裁判長)で行われた。元理事長で執刀医だった山本文夫被告人…
各都道府県がまとめているインフルエンザ定点当たり届出数によると、12週(3月19日から25日)は、鳥取県、高知県、福井県など10県で前週より患者数が増加した。全国では14.21人と7週連続の減少となったが、依然として高い水準にある。
都内の救急医療のパイオニアだった白鬚橋病院(東京都墨田区)。母体の医療法人誠和会は昨年12月、東京地裁に民事再生を申し立てた。過大な投資に伴う借り入れで50億円近い負債を抱えていた。
私はこれまで、実際に現地におもむく形で被災地の妊産婦やママの支援をしてきました。しかし、今後は違う形で支援を続けていこうと考えています。
東京都は3月28日、地域医療振興協会による練馬光が丘病院(東京都練馬区、一般病床342床)の開設を許可したことを、日経メディカルの取材で明らかにした。許可日は3月23日。地域医療振興協会は同日、病院の使用許可を申請をしており、現在都が審査…
岡部医院を中心とした医療法人爽秋会では、3カ所の診療所と訪問看護ステーションが核となって主に在宅医療を手掛けており、2010年には癌患者など400人弱を看取りました。
全国各地の病院が新人研修医を迎える季節となりました。体力があって老眼ではなく、集中力や記憶力も高い研修医たちですが、卒後30年もたった私のような初老の医師より研修医の方が頼りになるとは、一般には考えてもらえません。一方で、多くの一般市民は…