2012年04月19日 10:10
被災地の復旧工事が思わぬところで頓挫している。土木工事業者が初めから入札に応じなかったり、入札が成立しないことを前提とした低価格で応札したりといった事態となり、県や市が発注する土木工事の4割前後、所によっては5割が入札不調となり、復旧工事…
東芝が経営破綻したエルピーダメモリの支援を巡り揺れている。DRAM事業は欲しいが、丸ごと抱え込むのはリスクが大きい。日韓連合という新たな戦略は、悩む東芝を救う一手になるか。
政府は2012年2月17日、財政再建に向けて「社会保障・税一体改革大綱」を発表した。別名「増税大綱」と言われるように、「税制抜本改革」という名の増税項目が目白押しの内容だ。その中で、最も高い関心が寄せられている項目が、消費税の増税だ。消費…
日本の景気が上向き始め、明るい兆しが見え始めている。そんな状況で最大の不安材料として挙げられるのがイラン核開発疑惑問題で、イスラエルがイラン攻撃を行うかどうかだ。イラン攻撃が行われれば、ホルムズ海峡は封鎖され、日本経済は大きなダメージを受…
最近の自民党の動きを見ていると、何をしているのかさっぱりわからない。自民党は環太平洋経済連携協定(TPP)協議に反対をしているが、これは本来、自民党が率先してやるべき問題である。消費税増税にも反対している。
「お酒の瓶を持って撮りましょう」 そう言うと、鈴木酒造店の専務、鈴木大介さんは、傍らのケースから1本の酒を取り出した。「季づくり しぼりたて磐城壽」 2011年3月11日、東日本大震災に襲われた鈴木さんが、唯一持って逃げることができたのと…
日本の大手電機メーカーの業績は総崩れの状況にあるが、それとエルピーダメモリの経営破綻の背景には同じ構図がある。日本の経営者は「守りの姿勢」に入ってしまい、チャレンジしなくなったのだ。
日本の「三つの異常」を直すために誤った経済政策を是正し、3%名目成長をめざすべきだと主張する竹中平蔵氏。今回は「債務大国ニッポンはいま何をすべきか」についてのインタビュー第1弾。
日本は少子高齢化で市場が成熟し、市場規模が拡大しない現象に見舞われている。全体として需要の伸びが期待できない業界の中で、個別の企業はどのような成長戦略を描くことができるのか——。これは多くの日本の企業が直面している問題である。
エルピーダメモリは2009年にV字回復を成し遂げたと言われるが、私は当時から「決して楽観できるものではない」と述べ続けてきた。そういう意味では同社の倒産はさほど大きな驚きではなない。
公金を狙った詐欺は、規模が大きくなりやすい。たとえば1998年から2001年の間に行われた「中小企業金融安定化特別保証制度」では、実体のないペーパー会社を使って10億円を超える融資を引き出した詐欺グループがいた。